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ゲーゼン=リディー
Last Update:2016/10/30(日) 23:45

プレイヤーケモーにゃ
CL13
メインクラスガーディアン
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 ▼Comment
一度イタルと別れ、家に戻ったゲーゼン。

「・・・ふぅ」

住み慣れた宿、生活に必要な最小限の物しかない部屋を見回して、溜息が一つ零れる。

「何で私、イタルの告白、受けたのかしら・・・?」

「私には痛みさえあれば。この身を焦がすような苦痛が有れば、良かったはずなのに」


実際に、イタルの事が好きなのかと問われれば、分からない。としか答えられない。
しかし、イタルの事が嫌いなのかと問われれば、それは違う。と、即答出来てしまうのだ。


「・・・クス、本当に、不思議ね。 好きかも分からない人のの告白を受け入れて、
 結婚だなんて。クスクスクス・・・」

鎧を外し、固いベッドに躰を投げ出す。 天井のシミが見える。数は21だ。前に数えた。
視線を彷徨わせ、己の腕を見る。

「・・・。やっぱり、簡単には治らない、か」

いつも籠手を嵌めて隠している左腕には、古傷が刻まれている。
勿論、敵からの攻撃で受けた傷もあるが、その大半は。

「自傷癖、治ってから相当経つんだけど・・・やっぱり、深々と切っちゃったからかしらね。 全然癒えてないわ・・・」

傷跡を右手でなぞる。

「っ・・・」

背筋がゾクゾクする感覚。
痛みは無いが、むずかゆい。

「・・・イタルには、見られないようにしましょう。こんな疵痕、グロテスクだし」

・・・?

「・・・どうして」

どうして、イタルに見られたくないのだろう。

疵痕なんて人に見せる物では無い。そんな事は分かっている。
でも、特にイタルに見られたくないと思ってしまうのは、何故?

「ああ、もう。 寝ましょう。考えたってきっと分からないし・・・」

布団を被って上を見る。

起きたらご飯を食べて迷宮にでも行こうかしら。
ああ、そう言えば、前に迷宮に行ったとき、ゲームセンターの無料券貰ったんだっけ。
話の種に、行ってみましょうか・・・


ふっと薄っれる意識の中、ゲーゼンは

(あら?天井のシミ、増えてるわね・・・)

そんな事を思いながら、眠りについた。

 ▼キャラクター固有URL
http://husky.whitesnow.jp/list/list.cgi?mode=view&name=%83Q%81%5b%83%5b%83%93%3d%83%8a%83f%83B%81%5b

Pass:
Miniりすと v4.01